毎年受ける健康診断。結果を見て「この数値は大丈夫?」「再検査って書かれているけど、どうしたらいいの?」と不安になった経験はありませんか。血液検査は、体の中の状態を数字で教えてくれる大切なサインですが、専門用語や基準値の欄を見てもピンと来ない方が多いと思います。
今回は、健康診断でよく出てくる血液検査の項目について、やさしくわかりやすく解説します。ご自身の結果を安心して受け止められるよう、参考にしてみてくださいね。
健康診断の血液検査とは?
血液検査は、わずかな血液から体の状態を多方面でチェックできる便利な検査です。生活習慣病(糖尿病・高血圧・脂質異常症など)のリスクを早期に見つけることができるため、健康診断の中心的な役割を担っています。
「血糖値」「コレステロール」「肝機能」などの言葉は聞いたことがあっても、具体的にどんな意味があるのかを知っておくと、結果表をもっと活用できるようになります。
血液検査でよく見る項目と意味
血糖値(空腹時血糖・HbA1c)
血液中のブドウ糖の量を表す数値です。
- 空腹時血糖:食事をとっていない状態での血糖の高さ。
- HbA1c:過去1~2か月の平均的な血糖の状態を示します。
基準より高い場合は「糖尿病予備群」や「糖尿病」の可能性があるため注意が必要です。甘いものを控えるだけでなく、食事全体のバランスや運動も大切です。
コレステロール(LDL・HDL・中性脂肪)
血液中の脂質の状態をチェックする項目です。
- LDL(悪玉コレステロール):増えると動脈硬化のリスクが高まります。
- HDL(善玉コレステロール):余分なコレステロールを回収してくれる働きがあります。
- 中性脂肪(トリグリセリド):高すぎると脂肪肝や動脈硬化の原因になります。
数値が少し高い場合でも、食事や運動を整えることで改善が期待できます。
肝機能(AST・ALT・γ-GTP)
肝臓の働きを調べる検査です。
- AST・ALT:肝細胞の障害を示す数値。脂肪肝やウイルス性肝炎の目安になります。
- γ-GTP:お酒を飲む方では特に注目される数値で、飲酒習慣や脂肪肝の影響を受けやすいです。
「飲みすぎた翌年に数値が高くなっていた」というケースもよくあります。生活習慣と深く関わる部分です。
腎機能(クレアチニン・尿酸)
腎臓のろ過機能や尿酸値を確認する項目です。
- クレアチニン:腎臓の働きが落ちていないかをチェックします。
- 尿酸:高いと痛風の原因になります。男性では特に注意が必要です。
水分をしっかりとることや、プリン体を多く含む食品を控えることで改善できます。
基準値の見方と注意点
健康診断の結果表には「基準値」が並んでいますが、これは「多くの人が健康とされる範囲」の目安にすぎません。
- 基準値内 → 基本的に安心
- 少し高い/低い → すぐに病気ではなく、生活習慣改善のチャンス
- 再検査と書かれている → 念のため専門医でチェック
重要なのは「単発の数値」よりも「去年と比べてどうか」「複数の項目で異常がないか」という視点です。
数値が高かったときの改善のヒント
数値が気になるときは、日常生活のちょっとした工夫が役立ちます。
- 血糖値:食べすぎを避け、バランスのよい食事と軽い運動を習慣に。
- コレステロール:揚げ物を控え、魚や野菜を積極的にとる。
- 肝機能:お酒を飲む日を減らし、休肝日をつくる。
- 尿酸:水分補給を意識し、アルコールやプリン体食品を控える。
いずれも「無理のない範囲で続ける」ことが一番のポイントです。
まとめ|血液検査の数値は体からのサイン
健康診断の血液検査は、体の中からのメッセージです。少しの数値の変化でも「体が気をつけてね」と教えてくれていると考えると安心できます。
大切なのは、結果を不安に思いすぎず、生活習慣を見直すきっかけにすること。数値を知り、自分の体と向き合うことで、より健康的な毎日を送ることができます。


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