【はじめに】
おとといの東北の地震を受け、「避難の判断」に迷った方も多かったのではないでしょうか。
揺れの大きさだけでなく、建物の状態や周囲の危険、津波の有無など、避難判断にはいくつもの視点が必要です。
この記事では、地震後に避難すべきかどうかを見極めるための“具体的なチェックポイント” を、できるだけ分かりやすく整理しました。
夜間や高齢者・子どもがいる家庭、マンション住まいの方にも役立つ内容になっています。
1.まず大前提:津波警報・注意報が出た地域は「即避難」
海沿いの地域で最も優先されるのが、津波の有無です。
- 津波警報 → ただちに高台へ避難
- 津波注意報 → 避難を開始する
- 海が近い・川沿い地域は特に注意
揺れが小さく感じても、海底で大きな地震が起きている可能性があります。
「揺れが弱かった=安全」ではありません。
2.建物の被害がある場合は避難を検討する
自宅が安全かどうかは、次の項目で判断します。
✔ 壁や柱に大きなひび割れがある
✔ ドアが歪んで開きにくい
✔ 建物が傾いている気がする
✔ 天井から落下物がある
✔ 室内でガスのにおいがする
これらが1つでも当てはまる場合、余震で倒壊・崩落につながる危険があるため避難した方が安全です。
特に木造住宅は外観上は大丈夫に見えても、内部の構造がダメージを受けていることがあります。
3.火災・ガス漏れの危険がある場合は避難
地震後は各地で火災が発生しやすくなります。
- 近所から煙が見える
- ガス臭い
- ガス警報器が鳴った
- 配管から異音がする
これらがある場合、無理に消そうとせず、速やかに安全な場所へ避難。
特に集合住宅は煙が広がりやすいため注意が必要です。

4.夜間の地震は「無理をしない避難」が最優先
深夜に大きな地震が起きると、視界が悪いため二次災害が起きやすくなります。
夜間の判断ポイント
- 懐中電灯で玄関と廊下の安全を確認
- 割れたガラスには絶対に触れない
- 靴(スリッパではなく)が履けるかどうか
家の中の移動が危険な場合は、一時的に玄関付近や窓の少ない部屋に避難して夜を明かすのも方法です。
5.マンション住まいの避難判断
マンションの場合、戸建てとは注意点が異なります。
✔ エレベーターは使わない(閉じ込めの恐れ)
✔ 廊下や階段の亀裂・落下物を確認
✔ 廊下が煙で満たされていないかチェック
✔ 低層階は浸水や津波の危険性も確認
マンションは構造が強い分、「部屋の中は大丈夫でも共有部が危険」というケースもあります。
6.高齢者・子どもがいる家庭の判断
避難に時間がかかる家庭は、より早めの判断が必要です。
- 準備に15〜30分以上かかる
- 体が不自由な家族がいる
- 赤ちゃん連れで荷物が多い
- 一人で複数人を連れていく必要がある
これらに当てはまる場合、危険が完全に明確になる前に避難を開始することが安全です。
7.避難所へ向かう前に最低限チェックすること
避難所に向かう前に、次の点を確認しましょう。
✔ 家のブレーカーを落とす
(停電復旧時の火災を防ぐため)
✔ 水道の元栓を閉める
(漏水対策)
✔ 荷物の最小化
(スマホ・充電器・飲み物・薬・貴重品)
✔ 玄関周りの安全確認
数分でできることばかりなので、慌てず落ち着いて行動を。
8.「避難しない」選択をする場合の注意点
避難所に行かない選択もありますが、その際は以下の対策が必要です。
- 余震に備えて、窓や家具から距離を取る
- スリッパではなく 靴 を履いて過ごす
- 懐中電灯・ラジオを手元に
- 家族の居場所を共有しておく
滞在中に危険が増えた場合は、すぐに避難へ切り替えましょう。
【まとめ】避難判断は「迷ったら早め」が鉄則
地震直後は、「逃げるほどではないかな…」と迷うこともありますが、避難は早めが正解です。
- 建物の損傷
- ガス・火災の危険
- 津波の可能性
- 夜間や高齢者がいる家庭の事情
これら1つでも当てはまるなら、避難を検討してください。
昨日の地震を受けて「家族で避難の判断基準を共有しておく」ことは、今日からでもできる大切な防災対策です。


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