血液検査の基本を知ろう
血液検査では、血糖・脂質・肝機能など、さまざまな項目から体の状態を知ることができます。
基準値を超える場合には、生活習慣の見直しや再検査が必要になるケースもあります。
もし再検査の指示が出た場合は、こちらの記事も参考にしてください。
▶ 再検査の指示が出たときの対応方法
血糖・脂質・肝機能など主要項目の見方
血糖値・中性脂肪・AST(GOT)などの検査値は、食生活や運動習慣の影響を大きく受けます。
結果票の「H」「L」マークを見落とさず、気になる項目は医師に相談しましょう。
数値改善には、食事や運動の見直しも大切です。
🍽 食事改善カテゴリーはこちら
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数値が高い/低いときの考え方
数値が一時的に高くても、すぐに病気とは限りません。
前日の食事や体調、検査のタイミングでも変動します。
ただし、繰り返し異常値が続く場合は早めの受診を検討しましょう。
保険適用になる検査や自己負担の違いも知っておくと安心です。
💡健康診断は保険でどこまでカバーされる?自己負担の仕組みを解説
検査結果を活かして生活改善へ
血液検査の結果は「生活習慣を見直すチャンス」です。
食事・睡眠・運動の3つの柱を整えることで、再検査を防ぎ、健康維持にもつながります。
生活習慣の改善シリーズもあわせてご覧ください。
🛌 睡眠改善カテゴリー
🏃♀️ 運動改善カテゴリー
毎年受ける健康診断。その中でも「血液検査」は最も基本的で重要な項目です。結果票にはたくさんの数値が並びますが、「基準値から外れているけど何を意味するの?」と戸惑った経験はありませんか?
本記事では、健康診断でよく行われる血液検査の数値の見方と基準値について、やさしく解説していきます。
血液検査でわかること
血液検査は、血液中の成分を調べることで 体の中の状態を数値化できる検査 です。
- 肝臓・腎臓の機能
- 脂質や糖代謝の状態
- 貧血の有無
- 炎症や感染の兆候
など、全身の健康状態を効率的に確認できます。自覚症状がなくても異常が見つかることが多く、病気の早期発見に役立ちます。
血液検査の主な項目と基準値の見方
1. 赤血球・ヘモグロビン(貧血の指標)
- 赤血球数(RBC)
男性:410~530万/μL 女性:380~480万/μL - ヘモグロビン(Hb)
男性:13.5~17.5g/dL 女性:11.5~15.0g/dL
👉 低い場合は鉄欠乏性貧血などが疑われます。高すぎる場合は脱水や多血症の可能性があります。
2. 白血球(免疫・炎症の指標)
- 白血球数(WBC):3,500~9,000/μL
👉 高いと細菌感染や炎症、低いと免疫低下やウイルス感染が疑われます。
3. 血小板(出血・止血の指標)
- 血小板数(PLT):15~35万/μL
👉 少ないと出血しやすく、多すぎると血栓症リスクが高まります。
4. 肝機能
- AST(GOT):10~35 U/L
- ALT(GPT):5~30 U/L
- γ-GTP:男性10~50 U/L/女性10~35 U/L
👉 高いと肝炎、脂肪肝、アルコール性肝障害などが疑われます。
5. 腎機能
- クレアチニン(CRE):男性0.6~1.1 mg/dL/女性0.5~0.8 mg/dL
- 尿酸(UA):男性3.7~7.0 mg/dL/女性2.5~6.0 mg/dL
👉 異常値は腎機能低下や痛風の可能性を示します。
6. 脂質(コレステロール)
- 総コレステロール:120~219 mg/dL
- LDLコレステロール(悪玉):70~139 mg/dL
- HDLコレステロール(善玉):40~90 mg/dL
- 中性脂肪(TG):30~149 mg/dL
👉 LDLが高すぎると動脈硬化リスク、HDLが低すぎると心疾患リスクが高まります。
7. 血糖値
- 空腹時血糖:70~109 mg/dL
- HbA1c:4.6~6.2%
👉 基準値を超えると糖尿病予備軍の可能性があります。
「基準値から外れたらすぐ病気」ではない
血液検査の数値は、体調や前日の食事、ストレス、睡眠不足でも変動します。
例えば…
- 前日にお酒を飲むとγ-GTPが高めに出る
- 脱水気味だと赤血球やヘモグロビンが高く出る
- 風邪をひいていると白血球数が一時的に増える
つまり、一度の異常値だけで病気と決めつけるのは早計です。重要なのは 「数値の傾向」と「医師の判断」 です。
異常値が出たらどうすべき?
- 再検査を受ける
数値が一時的なものか、継続的な異常かを確認します。 - 医師の診察を受ける
基準値を外れていても、体質や年齢によって許容範囲とされる場合があります。 - 生活習慣を見直す
食事・運動・睡眠の改善は数値を安定させる第一歩です。
健康診断と保険適用の関係
ここで気になるのが「血液検査の費用」。
健康診断での血液検査は 原則自由診療(自己負担)ですが、異常が見つかり 再検査・精密検査 を受ける場合は健康保険が適用され、自己負担は3割程度で済みます。
👉 詳しくはこちらの記事で解説しています:
健康診断は保険でどこまでカバーされる?自己負担の仕組みを解説
まとめ
- 血液検査は、肝臓・腎臓・糖代謝・脂質・貧血など幅広い健康状態を数値化する重要な検査。
- 基準値から外れたからといって即「病気」とは限らない。体調や生活習慣による一時的な変動も多い。
- 再検査や医師の診断を受けることが大切。
- 異常が続く場合は、生活習慣の改善や医療機関での治療を検討。
血液検査は「自分の体のシグナル」を読み解く大事な手がかりです。結果をうまく活用し、健康管理に役立てていきましょう。


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